さる11月3日、文化の日。
1歳の娘を連れて三鷹の森「ジブリ美術館」に行ってきました。
存在は知っていましたが、行ったのは初めて。興味のあるかた、これから行く予定の方のご参考に体験をまとめます。
目次
まずはチケットを買うところから!
ジブリ美術館に入館するには、日時指定での予約が必要です。
毎月10日に、翌月分がローソンのチケットサービスで発売されます。競争率はかなり高い模様。とくに今年の11月3日は祝日であり土曜日でもあるため、休日客の殺到は確実でした。そんな中、妻が見事に予約をゲットしてくれました。
聞くところによると、最初はiPhoneでネット販売ページにアクセスしていたが、混雑により応答がなくなってしまったそう。諦めてローソン端末で操作をし始めたものの、あれよあれよという間に休日ぶんは完売。
失意の帰り道でiPhoneを確認すると、さっき中断した手続きが処理途中の状態で残っている!急いで購入手続きを済ませ、見事チケット購入することができたそうです。
最寄り駅は三鷹、吉祥寺です
ここからは来場当日の話です。JR中央線を使って行きました。三鷹駅・吉祥寺駅ともに徒歩15分程度の距離でした。
三鷹からはバスも出ているようですが、天気が良ければ公園を見ながら歩いていくのもありかと思います。
ところどころに案内標識が立っているので迷うことはないはず。
開場までは並んで待ちます
到着したのは9時40分ごろ(開場は10時)。予約制による人数制限があるものの、大勢の人が並んでいました。
日本人じゃない人も多数。アジア系はもちろん、欧州系の方々もおおくみうけられました。
海外旅行者向けの予約枠が一定数割り当てられているみたいですね。納得です。
開場の数分前ごろに、ロボット兵のいる屋上からスタッフさんがベルを鳴らして合図してくれました。
作品の登場人物の格好をしているわけではなく、ただのスタッフさんでした。
入館後の観賞ルートは決めておいたほうがいいかも
入館後は、案内センターのあるホールに出ます。
一般的な美術館のような「順路」は特にないので、あらかじめ行く場所を決めて置いたほうがいいかもしれません。
入って右手には立体物の展示室、左手にはミニシアターがあります。
エレベーターや階段で1階や2階にもいけます。(入り口は地下1階)
まずは展示室を見に行きました。
展示室で「ゾードロープ」を楽しむ
「ゾードロープ」という、走馬灯のような仕掛けが飾られている展示室。
娘が特に喜んでいたのは、さつきとメイが縄跳びをしている立体ゾードロープでした。
フィギュアが円周上に配置された足場が高速回転し、
一定間隔でフラッシュに照らされると、まるでその場で動いているように見えるのです。
娘はずーっと見ていたそうでしたが、光の点滅が目に悪そうなので中断。
子供がいるなら「ネコバス」へ
次は、2階のネコバスコーナーへ。でかいネコバスの遊具が置かれたキッズルームです。5分ごとの入れ替え制で大人は入場不可。子供達が遊んでいる様子を周りから眺めることになります。
10人くらいの子供(おそらくスタッフさんの手におえる程度の人数?)が放流され、思い思いの遊び方を始めるのがほほえましいです。
散らばっている「まっくろくろすけ」のぬいぐるみをひたすら集めている子や、ネコバスの中に引きこもる子、上に立ち上がる子など。
うちの娘はまだ自由に歩けないので、座りながら、周りの子たちの様子を菩薩のような目でみていました。なにさまだ。
娘の年齢を考慮してか、スタッフの方がマンツーマンでサポートしてくれたので、安心して見ることができました。
お子様連れなら超お勧めです。
実際、このコーナーには午前と午後の2回立ち寄りました。
1回目はネコバスの外で遊ぶだけだった娘も、2回目はバスの窓へ接近。中に入るか?と思いきやうまくいかず、そのまま時間切れ。しかし終了間際に、スタッフの方が娘を抱えてネコの顔面にのせてくれました。娘満足。
屋上はラピュタ仕様
屋上に行くと、ラピュタのロボット兵が立っていました。館内写真撮影不可ですが、ここは大丈夫なようです。
ほかにラピュタの操縦席などもあります。気分はムスカ大佐。
1階の展示コーナーへ
1階は企画展がやっています。この日は「食べるを描く」という題目で、ジブリ作品における「食」に焦点を絞った展示がされていました。
作中に登場する食品の模型が展示されています。もののけ姫より「サンの干し肉」が展示されていたのはウケました。写真を撮れないのが悲しい。
レストランは激混み。テイクアウトはOK。ビールも!
12時近くなって、食事どころを探しにいきましたが、これはタイミング的に失敗でした。
その時間、「カフェ麦わらぼうし」の前には長蛇の列ができており、スタッフの方に聞くかぎりだと「2時間半待ち」!!
11時オープンらしいので、もっと早く並んでいないとダメなようです。
テイクアウトのコーナーもあり、こちらは行列があったものの難なく買えました。
ホットドッグと春巻とビールを購入。ビールが飲めるのは良いですね。お父さんも満足です。
野外にテーブルがありますが、ここに座って食事できるかどうかは運次第です。
我々のときは、ちょうど会計を済ませた直後にヨーロッパ系のカップルが席を立ったため、座って食事することができました。
地下一階のミニシアターへ
入場時にもらう「フィルム」型の鑑賞券を提示して、ミニシアター内で映画を鑑賞できます。この日は「星をかった日」という映画がやっていました。ハクみたいな少年が主人公の短編映画でした。声の出演は、声変わりする前の神木隆之介と、鈴木京香。
映画を静かに観られるかちょっと心配でしたが、娘は比較的おとなしくしていました。
映画よりも天井に描かれている月と太陽の絵が気になるようでした。
なお、ミニシアターに入る前は、列を作らずに待機スペースで待つことになるのですが、良い席を確保したい場合はシアターのドア近くに立っていた方がいいと思います。入場が後の方だった人は通路に座ったりしていましたので。
総括
大人も子供も楽しめる美術館でした。チケットが完売するのも納得です。外国人観光客も多かったですが、いわゆる「民度」が非常に高いと感じました。
写真撮影禁止の場所で撮影している人なんかひとりも見かけませんでしたし、娘と目が合った外国人(娘が四方八方に視線を送る!)は、総じて好意的なリアクションを返してくれました。チケットも1000円とお安め。
競争率が高いので、10日に運試しでとってみて、取れたらラッキー行ってみよう!って感じでもいいのではないでしょうか。
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