2017年9月、我が家に長女がうまれました。「助産院」での出産でした。
先日、この助産院さんから「妊婦さん向けに、出産の体験談を話してほしい」という依頼をいただき、夫婦でお話をしてきました。
妻はアドリブで挑むつもりだったようですが
心配性な夫は、前日にパワーポイント資料を作っておりました。
せっかく作ったので、その資料を使って、出産の流れをまとめておこうと思います。
※なお、スライド内のイラストは、国民的挿絵サイト「いらすとや」さんのものを使わせていただいています。
~前置き~
出産予定日を1日過ぎた9月のこと。
すでに妻には陣痛的なものが来ていたのですが、
痛みに波があり、会話もできる程度には余裕がありました。
「喋れるうちは、お産は遠い!」という説をきいていたため
「まだ先なのかな…?」という感じでした。
ご飯を食べるのもしんどい妻(19:00)
陣痛に翻弄されながら、自宅内で寝たり起きたりしていた妻。夫は仕事に出ました。なにかあったときは「お産タクシー」を呼ぶことになっていましたが、なにごともなく夜になり、夫は帰宅。
妻は「帰りにご飯買ってきて」というメールを夫に送っていたのですが、夫はそれに気付かないで帰ってきてしまいました。なので、そのままご飯の買い出しに行くことになりました。
「歩くと(お産が)順調に進むかもしれない」と言って、妻も一緒に行こうとしましたが、
50mも歩かないうちにお腹の痛みが強くなり、自宅待機。夫だけで弁当を買いに行きました。
数十分後、夫が弁当をもって帰宅。しかし、気分の優れない妻はほとんど口をつけませんでした。
夫はよく食べました。
助産院に電話連絡(20:00)
夜8時を過ぎても痛みがひかない妻。
助産院に電話して、診てもらいに行くことにしました。
ということで、夫の運転で助産院へ出発。
妻は後部座席で横になっていました。
ちなみに、自宅から助産院までは車で一時間かかります。
判定は「帰宅推奨」(21:00)
夜9時、助産院に到着しました。
妻は診察室へ。夫は待合室で待機。
待合室には、さっきお子さんが生まれたという旦那さんがいて、
「うまれました~」「おめでとうございます」などと、夫同士で会話をしていました。
そんな中、妻の診察が完了。「まだ生まれる気配はない」という診断結果でした。
帰ってお風呂に入ってリラックスすれば、お産が進むかもしれない。
と、一時帰宅が推奨されました。
内心ションボリしつつも、自宅へ帰ることになりました。
このときの見込みでは、出産は翌日の昼以降。さらに長引くようなら
なんとかという薬(下剤?)を使って誘発するようなことを言っていました。
妻は、それがとてもイヤそうでした。
ともあれ、言われたとおり自宅に戻ることにします。
行きと同じく運転は夫。妻は後部座席です。
30分ほど走った頃でしょうか、
後部座席の妻からの突然のひとこと。
「なんか出た」
夫「なんか出た!?」
なんか出た!?
鼻水か?
オシッコか!?
運転中なうえ、後部座席も暗くて状況がつかめない夫。
コンビニの駐車場に止めて、落ち着いて判断すると、
どうも「破水」っぽいということに。
こっこれがウワサの破水…!! (暗くて見えない)
停車中の車内で、妻が助産院に電話をかけました。
「破水したみたいなんですけど、入浴はどうすればいいでしょうか」 (聞くとこそこか?)
「破水」というワードが強烈だったのか、すぐさま再受診ということになりました。
Uターンして助産院へ戻ります。
それでもやっぱり「帰宅推奨」(23:00)
この日2回目の助産院訪問。時刻は23時を超えていました。軽く深夜です。
車から降りて歩くときの妻は、1回目の来院時よりグッタリしているように見えました。
先ほどと同じ助産師さんが診察してくれました。
(夕方にも出産があって疲れているはずなのに、そのまま夜勤。スゴイ。)
しかしながら、肝心の診察結果は変わらず…。
「明日の昼までは産まれないでしょう、明日の朝来てみましょう」ということでした。
破水したからといって即出産ではないようです。
破水した部位によるようです。妻のは「上部破水」というやつなのでしょうか。
(でも破水に違いないので、入浴は控えるべきだそうです)
なにはともあれ、2回目の来院も「帰宅推奨」されてしまいました…。
破水でアピールした娘も「マジすか」状態だったでしょう。
かくいう夫も、「深夜に帰ってまた朝から車か…」と正直ゲンナリしておりました。
長くなったので、後編に続きます。
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