はじめに
ちょっと前に話題になった「児童虐待のVR動画」をみてみました。
両親から子供への虐待の様子が子供目線で体験できるという、気分の悪い動画です。
iPhoneのYoutubeアプリを起動して「VR 虐待」で検索したらすぐ出てきました。
最も再生数が多いのが本来の動画。投稿者がWESTE&COとなっているものです。
それに混ざって、「動画をみてみた」系の動画が表示されていました。
感想を述べるのは良いと思うのですが、動画のサムネイルまで本家と同じにしているので、いやらしい感じがします。
まあそれは置いておいて…
動画を再生すると、画面右下にゴーグルのアイコンが表示されるのでタップします。
そうすると、画面表示が左右2分割されたものになります。
ここで市販のVRヘッドセットにiPhoneをセット。
再生ボタンをタップしてからヘッドセットを顔に装着して視聴開始です。
動画内容について
動画内に子供の姿は映りません。
映像は子供の視点で展開し、視聴者自身が子供の役です。
動画の内容は
・ご飯を食べない子供に苛立ちを見せる両親
・ベランダに放置された子供にやさしく話しかけながら、タバコの火を押し付けてくる父親
・台所用の洗剤を飲ませてくる母親
という地獄の3本立てになっています。
いずれも、両親のテンションが抑えめなのが恐ろしかったです。
気がふれた異常者という感じではなく、あくまでも日常生活の中でのひとコマ。
さすがに洗剤を飲ませてくる母親の目は若干トンでましたが。
VR動画の仕様上、視線は動かせる(正面と左右の180度くらい)ものの身動きはとれません。
そして、視界の範囲内には両親しかいないので、逃げ場がありません。
VR動画の不自由な点を効果的に利用したものだと感心してしまいます。
そんなわけで、まあ見事にイヤな気分になりました。
メンタルが健康でないときは視聴しない方がいいと思います。
所感
児童虐待死のニュースなんかを見ると、
子供は普通のイイ子で、両親は外道! という論調が多いので、ちょっとどうなんだろうと思っています。
子供が普通なら、両親も普通だったんじゃないか、自分がそういう親になってしまう恐れはないか、考えるようにしています。
おまけ:使用したVRゴーグル
近所のドスパラで数千円で購入したものを使いました。焦点距離調整用のダイヤルがついていて、ピントを合わせやすいです。
また、ヘッドバンドがついていて顔に装着もできます。
簡易的なものであれば今なら100均でも売っているようですが、手で持って双眼鏡のように使うタイプ。
個人的には、多少高くてもしっかりしたものを買ったほうがいいと思います。
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